Spoon [log]

日々こぼれ落ちていくアレコレを少しすくいとってみようかなっていうブログ。

ピクサー展にも行ってきた。

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前のエントリーに引き続き...ですが、人体の不思議展のあとにもう一つアートな作品を見に行きました。 皆さんご存じのあのピクサーの設立20周年企画。ピクサー展です。トイ・ストーリーからカーズまでとある通りバグズ・ライフやニモ、モンスターズインクなどなどのスケッチや像が展示されています。 一番よかったのは最初と最後の部分にありました。

1)アートスケープ 2)ゾーエントロープ

です。 1)のアートスケープは10分弱(?)のアニメーション。 これがすごい。ピクサー作品に登場する様々なキャラや世界を描く平面のスケッチが壁に飾られていて、そのスケッチの中に入っては出て入っては出てを繰り返すアニメーション作品なのですが、中に入ると奥行きを感じる立体のアニメーションになるんです。瞬時に。 壁に飾られたスケッチのそれぞれを巡っていくこの小さな旅が、これからみていくスケッチや像の世界観のようなものをザッとレビューくれたように思います。 そして並ぶたくさんのスケッチや像。 同じキャラを違うアーティストが描いたり、色味をかえていくつも用意したり...驚いたのはいきなりコンピュータとかを使うのではなくて、デッサンしたものを貼り絵やパステル、水彩画などいろんな方法で描いていることです。 アニメってもっとIT的な方法で作られているだと思ってました。まさにアートの集積によって作られているんですね。知りませんでした。 そして2)のゾーエントロープですが、これは伝統的なアニメーションの方法らしいのですが...ヒトの目の錯覚を利用したものだそうです。 それぞれに位置や動きを少しずつずらしたトイ・ストーリーのキャを放射線状に並べて高速で回転させ、ストロボライトを高速で点滅させると、すごく滑らかにアニメーションするんですよ!! これは驚きました。一見の価値ありです。 詳細はプレス向けの資料を見つけたのでご覧下さい。